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多治見市の皮膚科:ご高齢の方の皮膚のトラブル、放っていませんか?~かゆみをもたらす原因・帯状疱疹・フットケア・皮膚腫瘍について~

こんにちは。
多治見こばやし皮フ科形成外科です。

相変わらず暑い日々が続きますが、明け方は少し涼しさを感じる時がありますね。
このまま順調に涼しくなれば良いのですが・・・今年こそ秋を感じたいです。

さて前回に引き続き、日本皮膚科学会総会の事後配信で学んだ内容をお伝えいたします。
今回のテーマは「ご高齢の方の皮膚トラブルについて」です。

私は高齢者、老人という単語があまり好きではありませんし
「気持ちが若ければ何歳になっても若者」とさえ考えています。(自分にも言い聞かせています!)
しかし今回は話を分かりやすくするために、やむなく65歳以上の方をご高齢の方とします。

皮膚のかゆみについて

年齢を重ねると「かゆみ」を覚える事が多くなりませんか?
実際に日常診療では、ご高齢の方がかゆみを訴える割合が高く感じます。

「皮膚には何も発疹がでていないのにかゆい」 
そんな時は、

✅皮膚掻痒症(ひふそうようしょう)

を考えます。
皮膚掻痒症とは「発疹がないのに痒みが生じる疾患」と定義されています。
かゆみをもたらす機序は明らかにはなっていませんが、

✅加齢に伴う皮膚の乾燥
✅糖尿病や腎不全、肝障害などの疾患が基盤にあるもの
✅薬剤性
✅精神・心因性疾患

など多様な条件下で認められます。

そして、「かゆみ」を放置してかきつづけると「湿疹」となり
「湿疹」がさらに「かゆみ」をもたらす悪循環につながるリスクもあります。

まずは「かゆみの原因検索」をすることが大切です。
かゆみは放置せず、クリニックで原因をみつけて対策しましょう!

かゆみを伴う皮疹といえば?

続いて「かゆみを伴う皮疹がある」場合です。

先ほど書きました
✅皮膚掻痒症があって、かきむしってしまった結果生じた湿疹
をはじめ

✅乾燥が原因で生じる、皮脂欠乏性湿疹
✅汗疹
✅汗かぶれ
✅接触皮膚炎
✅アトピー性皮膚炎
などの日常診療で頻繁に出会う疾患が主な原因として考えられます。
年齢を重ねると皮脂の量や皮膚の水分量が減り、バリア機能が低下するため
このような疾患が出やすくなります。

一方で、

✅多形慢性痒疹
→原因不明、なかなか治療が奏功しない。
✅水疱性類天疱瘡
→自己免疫性水疱症の中で最も頻度が高い。
✅菌状息肉症
→リンパ腫の代表疾患。

といった、高齢者に多くみられる疾患も忘れてはなりません。
治療を開始したけれどなかなか治らない・・・そんな時はこれらの疾患が鑑別に挙がります。

アトピー性皮膚炎のガイドラインにも
「治療がうまくいかない場合は、本当にアトピー性皮膚炎という診断が正しいか再度見直す」
と記載がある位です。

塗り薬をぬってもなかなか治らない、良くなったり悪くなったりを繰り返す、むしろ悪化した。
という場合は、「本当にただの湿疹か?」と考え直すことが重要です。

帯状疱疹について ~認知症との関連~

✅帯状疱疹
という名前は聞いたことがある方は多いと思います。
「ちくちくする痛みがある」「帯状に水ぶくれや発疹がある」
というイメージでしょうか。

今回、非常に印象に残ったのが

✅帯状疱疹と認知症に関連

についての講演です。

近年、帯状疱疹を発症した方はその後の認知症リスクが上がる可能性や
帯状疱疹ワクチン接種・抗ウイルス薬の使用と認知量リスク低下との
関連を示す研究が報告されています。

ただし現時点では「帯状疱疹を治療したら認知症リスクを下げられる」
と断定できる段階ではなく、今後さらに研究が必要な分野です。

水痘・帯状疱疹ウイルス、単純疱疹ウイルスは神経向性が高く
稀な合併症として中枢神経症状があるのは知られています。
こうした研究結果をみると、帯状疱疹の早期診断と治療は重要であると改めて感じます。

「急に体に水膨れがでてきた」
「チクチクする痛みが数日前からある」
「もしかしたら帯状疱疹かも?」

飲み薬は出来る限り早く内服する程、効果が高いとされています。
とにかくあやしいと思ったらすぐに受診してください!

フットケアの重要性 ~何科にかかればよい?~

今回の皮膚科学会総会の教育講演でも
「足・爪の診療とケアの最前線」「地域に根ざした高齢者皮膚科診療」
という議題でフットケアの重要性が取り上げられていました。

形成外科・皮膚科の両学会でフットケアの重要性が取り上げられており、
フットケアの重要性が広く認知されてきたんだな、と嬉しく思う一方で
「足の疾患は何科が診るの?」という課題も明らかになったように感じました。

フットケア外来でみる疾患の代表例として

✅足の胼胝、鶏眼
✅足白癬
✅爪白癬
✅陥入爪、巻き爪
✅肥厚爪
✅爪甲鉤弯彎症(そうこうこうわんしょう)

等が挙げられます。

形成外科・皮膚科の経験と知識を基にしつつ、
どちらの科にも属さない足を専門とした「フットケア外来」として
これらの疾患にも積極的に取り組んでいきます。

ゆくゆくは往診をしてクリニックを受診できないが、
足にトラブルをかかえたご高齢の方々のお力になれたらとも考えています。

皮膚がん、皮膚腫瘍 ~そのできもの、大丈夫?~

年齢を重ねると、さまざまな皮膚のできものが増えてきます。その多くが

✅脂漏性角化症(老人性疣贅、この名前は好きではないです)
✅色素性母斑(いわゆる、ほくろ)

などの良性のできものが大半ですが、

・急に大きくなってきた
・表面がじゅくじゅくする
・血が出やすい
・長期間治らない

といった兆候があれば注意が必要です。

✅ボウエン病
✅日光角化症
✅基底細胞癌
✅有棘細胞癌

といった「皮膚の前がん病変」「皮膚がん」の可能性も否定できません。
早期発見をして完全に切除をしたら完治が目指せるものもあります。

「この皮膚のできものなんだろう?」「だんだん大きくなってきた」
「顔にできものがあってかゆい」「ついつい触ってしまい血が出てしまう」

このようなお悩みがある方は、当院にご相談ください。
皮膚のできものの診断から、日帰り手術まで対応していきます。

当院では皮膚のできもの、皮膚がんの日帰り手術以外にも

✅眼瞼下垂症
→目が開けにくくなったり、視野が狭くなります。頭痛や肩こりの悪化要因になることも。
✅睫毛内反症
→まつ毛が眼球に触れるようになり、目が赤くなる、痛みがでるといった症状がでます。

も対応しております。

まぶたのことでお悩みの方は是非いちど相談にお越しください。
手術の適応か否かしっかりと診断した上で必要に応じて手術の提案をさせていただきます。

美容皮膚科、レーザー治療にも対応しています!

年齢を重ねるにつれて

✅しみ、くすみ
✅赤いできもの、あざ
✅皮膚のできもの

といった肌の変化が生じてきます。
まずは良性か悪性かの診断が重要ですが、たとえ良性でも
この変化が気持ちにマイナスの影響を与えるのであれば、治療対象になりうると考えます。

美容皮膚科=若い女性のイメージを持たれる方もいるかもしれません。
ですが私にとっての美容皮膚科とは見た目の美の追求だけではありません。
「見た目の変化で気持ちを前向きに変える」ことを目指しています。

私自身顔にあった数ミリのできものをとったことで、実際の見た目はほとんど変わりませんでしたが
気持ちが前向きになり自分に自信が持てるようになった経験があります。
1人でも多くの方に、美容皮膚科診療を通じて私が実感した気持ちの変化を共有できたらと思います。

「若々しい肌になりたい」「このしみ、できものをとりたい」
このお悩み、前向きな気持ちに性別も年齢も関係ありません。

皆様一人ひとりの肌の状態や希望に合わせつつも
保険診療の皮膚科・形成外科の知識と経験を基にした安全第一の治療を提案いたします。

ご高齢の方の皮膚トラブルも、当院におまかせください!

ご高齢の方の皮膚トラブルは
「年齢のせい」「乾燥しているだけ」と思われてしまうことがあります。

しかし皮膚のかゆみ、かゆみを伴う皮疹、帯状疱疹、足や爪のトラブル、皮膚のできものなど
実際のトラブルは多岐に渡ります。

多治見こばやし皮フ科形成外科では、一般皮膚科・形成外科の診療を軸に
フットケア外来、皮膚腫瘍・皮膚がん・眼瞼下垂の日帰り手術
美容皮膚科など幅広い皮膚のお悩みに対応いたします。

「どこに相談したらいいかわからない」「何科に行けばいいかわからない」
「親が施設にいて受診が難しいのだけど足の爪が分厚くなってきている」
といったお悩みがあれば、ご本人だけでなくご家族からのご相談でも構いません。
いつでもお気軽にお声がけください。

多治見市を中心に、土岐市・瑞浪市・恵那市・中津川市といった東濃地域、
さらには可児市・美濃加茂市の近隣地区の皆さまにとって、
皮膚のこと全般を安心して相談できるクリニックを目指してまいります。

クリニックの全貌がみえてきました!

いよいよクリニックの外観が出来上がってまいりました。

設計士の方、工務店の方々をはじめ多くの人たちのおかげで

予想をはるかに超えて素晴らしい出来上がりになっています。

現在は内装工事や設備工事など、開院に向けた準備が進んでいます。

引き続き、多治見こばやし皮フ科形成外科の近況をお伝えいたします。

多治見市、東濃地区、可児市や美濃加茂市の皆さま(もちろん他の地区の方も大歓迎です!)
どうぞよろしくお願いいたします。

 

この記事の監修者

院長 小林潤貴

多治見こばやし皮フ科形成外科
院長

小林 潤貴

●日本専門医機構認定 形成外科専門医
●日本レーザー医学会 レーザー専門医
●日本フットケア・足病医学会 フットケア指導士
●日本熱傷学会 熱傷専門医
●日本静脈学会 弾性ストッキング・圧迫療法コンダクター